2019年7月1日月曜日

敗者のゲーム(新版) なぜ資産運用に勝てないのか

敗者のゲーム(新版) なぜ資産運用に勝てないのか
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新版、とあるので私が読んだのはおそらく原著第二版。
2015.1.24発行の原著第6版がすでに発行されている。

気になった内容;
・証券市場は、様々な基準で成功を積み重ねることで利益を得られる「勝者のゲーム」から、ミスをするものが負けて脱落していく「敗者のゲーム」へと変わった
・「市場に勝つ」ことを目指して「敗者のゲーム」に参加すると、コスト差によりほぼ確実に市場平均に負ける。
・タイミング投資を行い、損失を避けて利益を上げようとするのは「悪魔の囁き」。ただし、未来予知できる人を除く。
・今が旬、話題の株、などはすでに割高なことが多い
・リターンの源泉はリスク(リスクプレミアム)。回避できないリスクもあるが、分散投資減らせるリスクもある
・運用基本方針を策定し、守るべき。それにより感情的な取引からくる損失を抑えられる。
・長期投資家は株が下がったら喜ぶべき。収益が高まるから。上がったら悲しむべき。損失が増えるから。
・アメリカ株の超長期的なリターンは実質6.75%(税引き後かな?)
・債権は株式より特別安全、ということはない。価格変動もあればインフレ負けもある。
・適正な資産配分で、市場に長く居続けることで着実に資産を増やせる

自分の解釈;
・アクティブファンドやアクティブな投資家により市場は効率的かつ適正な価格に調整される。
 そのため、インデックスファンドへの投資は実質的にほぼ無料でプロを雇っているようなもの
・アクティブファンドのようなプロの入ってこない、または少ない市場は、まだ勝者のゲームである可能性がある?
・コストが低く、分散投資されているインデックスファンドへの投資でプロの4分の3に勝てる。

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